小規模多機能住宅
小規模多機能の概要と歴史
- ・2006年度に地域密着型サービスとして創設された小規模多機能型居宅介護。
- ・「通い」「宿泊」「訪問」のケアを柔軟に組み合わせ、
- 主に認知症高齢者の在宅支援を24時間365日サポートするサービス。
- ・実質施設数:2564ヶ所(2010.07.31時点)
- ・介護保険給付費:≒71億円(2010.04)
- ・不採算事業=6割事業所が赤字経営
- ・2009年度介護報酬改定にて、好転化
2009年介護報酬改定にての好転改定「手厚い加算と交付金増額の好影響」
- ・小規模多機能拠点の普及促進政策
- ①加算
- ・事業開始時支援加算
- ・認知症加算
- ・看護職員配置加算
- ②交付金
- ・介護基盤緊急整備等臨時特例交付金
- ・運営、経営意欲の促進(事業参入向上)
新設加算による経営影響(ケース1)定員:登録20人、通い15人、宿泊8人
- ・看護職員配置加算(Ⅰ) 月900単位
- ・認知症加算(Ⅰ) 月800単位(10人算定)
- ・サービス提供体制強化加算(Ⅱ) 月350単位
- (常勤職員を60%以上配置)
- ・対象:要介護度3
- ・改定後:毎月30万円~40万円増収・増益
- ・収支状況の好転:赤字経営⇒黒字経営
交付金事項の改定の影響(ケース1)新規参入事業の活力源(推進エンジン)
- ・従来:地域介護・福祉空間整備等交付金
- 1拠点当り:1500万円の助成
- ・新設:介護基盤緊急整備等臨時特例交付金
- 交付単価:2625万円
- ・新規事業化参入のハードルが低くなった。
- ・交付金の活用⇒建築費の転用
- 建坪:70~80坪(平均)・木造坪単価50万円
- 建築費:3500万円~4000万円
新規参入の成功の分岐点と準備シュミレーション(登録25人・通い15人・宿泊9人)
- ・開業10ヶ月目に単月黒字化達成
- ・月額40万円の利益確保
- ・加算及び登録者の確保で3~6ヶ月で黒字化
- ・開業1年以内で黒字化が出来ない場合は経営自体が困窮し、運営・経営難に陥る
- ・事業成功の最大のポイント
- ①登録者確保が成功の近道⇒25人目標値
- ②医療機関直営or医療機関との連携事業化
小規模多機能型居宅介護の変遷 未来型の拠点創りへの取組み
- 初期:利用者確保のフェーズの立案・実行
- 未来:地域ネットワークの再構築
- :特色づくりの段階へとシフト(移行)
- ・地域住民を巻き込み在宅復帰をサポート
- ・家族懇談会開催で利用希望を調整
- ・診療所と連携し看取りに対応
- ・訪問看護の併設で安心感を与える
- ・新たな看護・介護のケア療法の取組み
小規模多機能型居宅介護施設 人材雇用の将来図(スタッフの理想陣系)
- ・医師連(科目別)の地域連携:病診・診診 ※一部
- ・看護師(認知症専門看護師の育成)
- ・作業療法士(認知症専門リハビリの開発)※
- ・栄養士(食の重要性・自然食品の活用) ※
- ・臨床心理士(メンタルケア・内外対応型) ※
- ・検査技師(地元検査センターとの窓口) ※
- ・画像診断士(病院連携:早期発見・経過観察の要点)
- ・薬剤師(地域薬局との連携・情報収集) ※
- ・地元介護事業所スタッフ(地域ネットワークの要点)
※印は外部連携・外部招聘(人件費対策)
拝啓、医療機関各位様 小規模多機能居宅介護事業の勧め
- ・超高齢社会の現実:全人口の3割占める社会
- ・認知症患者の増大:多面的要因で発症 2035年400万人規模
- ・若年性アルツハイマー等の社会的環境疾患の増大:社会崩壊の危機
- ・医療費抑制で経営難時代到来⇒患者確保対策
- ・不景気社会で受診者数減少⇒患者発掘対策
- ・健康食品の普及での医療機関への影響大:予防医学推進
- ・地域住民への医療貢献のあり方の再考:ニーズ対応能力評価
- ・木目細かい医療の手当の推進:自由診療を駆使
- ・医療重要性の再認識の定着⇒啓発活動の常用性
- ・地域情報発信の基地(核)化推進:コミュニティーの具現化
- ・病院等との連携で、退院患者の受け皿でケア担当能力の育成
- ・病院機構と違う宿泊機能を効率よく活用し、患者のニーズに応える
- ・生活習慣病健診の失敗に学び、高齢者対応の事業へ邁進する。
「推進提案法人のサポート事項」 医療機関に新たな市場の提供と連携作業
- ・現在の経営・運営状況の診断サポート及び事業計画書作成
- ・小規模多機能居宅施設経営準備委員会開設
- ・行政手続きの助成(事前協議・申請・交付)
- ・施設建築の支援(優良・専門設計事務所紹介)
- ・資金調達活動=金融関係交渉・折衝
- ・周辺地域への周知・広告(地域説明会開催)
- ・地域周辺の調査実施及び分析(対象高齢者事前調査)
- ・安定経営の為の対象患者の確保活動(目標値30人)
- ・近郊大手病院への受け皿営業活動(事業連携契約締結)
- ・地域連携医療機関・介護事業所等の仲介
- ・スタッフ研修:認知症専門介護士の認定
- ・新たな療法の提供:他施設との差別化